広島の高校生ドラフト1巡目の前田健太投手(18)=PL学園=が13日、中日との教育リーグに“プロ初先発”して、3回を1安打4三振の無失点と好投した。初回には中日の高校生ドラフト1巡目の堂上直倫内野手(18)=愛工大名電=と初対戦し、一邪飛に打ち取った。これでオープン戦、教育リーグで6回無失点。カープの高卒新人では55年ぶりとなる開幕ローテ入りへまた一歩前進した。
“ハンカチ世代”のNo.1打者と評される堂上直を迎えて、前田健は一層、気迫をみなぎらせた。
初回一死一塁だった。2軍とはいえ中日の4番に入るほど、評価されている同年代の打者を前に、前田健はすべてを出した。直球に生命線のカーブ、スライダーも交える。ファウルは振り遅れて一塁側スタンドに飛ぶなど、球威で圧倒。フルカウントまで持ち込まれたが、9球目に外角直球で一邪飛に打ち取った。
完勝に前田健の笑顔がはじけた。「初対戦ですね。対戦したかった相手です。高校3年生の時に、練習試合が組まれていたんですが、近畿大会出場で流れていたんです」。高校時代にもなかった対決を制して、声も弾む。
堂上直は完敗宣言だ。「特に直球のキレがよかった。自分じゃまだまだ打てないです」。悔しがるように、多くを語らずバスへ駆け込んだ。
前田健は、3月7日の教育リーグでは、阪神の高校生ドラフト1巡目・野原も打ち取った。スライダーで泳がせて三塁ゴロ。同世代の“1巡目”を連続で切り捨て、世代トップクラスの力を見せつけた。
2軍戦とはいえ、プロ初先発に気合も入っていた。井上、新井、平田と長距離砲を並べる強竜打線に、おくすることなく勝負を挑んだ。新井にはプロ初の長打となる左翼線二塁打を浴びた。
それでも序盤は制球に苦しんだカーブが低めに決まりだすと、相手につけ入るスキを与えなかった。MAXは144キロ。1安打で4三振を奪った。
オープン戦、教育リーグ3試合で6回を投げて無失点を継続中。ブラウン監督が「彼も頭にある」と言うように、他の先発候補が順調とはいえ、開幕ローテ入りの可能性は残っている。
実現すれば、カープの高卒新人では52年の大田垣(備前)氏以来55年ぶりになる。「僕には経験がないんで」。前田健は無欲を強調したが、進化を続ける金の卵への期待は日々、膨んでいる。
えー、久々の更新です、なんだか気分がダウン気味だったんで(他のブログも更新してない^^;)
でも期待のルーキーが好投したと聞けば、ちょっとテンションもあがってくるよね。特に前田君は高校のときから注目してたし、高校野球大好きなうちの息子・樹も大のおすすめ選手だったし。
カープに入ってくれて嬉しかったなぁー。
それに栗原とは、健太つながり!!
きっと将来のカープを背負って立つに違いない!←気が早すぎ?
さあ今日は、豊田でのオープン戦。
頑張れカープ!
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